刑務所か結婚か、判事が男性被告に選択迫る 米
(CNN) 米テキサス州スミス郡の裁判官は9日までに、恋人の女性(19)の元恋人である男性への暴行傷害罪に問われた21歳の男性被告に対し禁錮15日間もしくは30日内の女性との結婚かの選択を迫る判決を下した。/P>
結婚の選択肢は2年間の保護観察期間の中の条件に含まれた。また、1日に25回、聖書の一節を書き出すことも命令された。
元恋人への殴打事件は今年2月に発生。被告は7月2日に罪を認めていた。
19歳女性はCNNの取材に、保護観察期間の中に含まれた条件について驚いたと指摘。法廷の中で裁判官が結婚の条件に言及し、2人にその意思の有無などについて尋ねたという。2人は同意していた。
このやりとりが行われた際、法廷内には傍聴者らの笑いが起き、廷吏が秩序を守るよういさめたという。
女性から判決内容を聞いた父親は激怒したが、2人は7月20日に挙式。CNNの取材に応じた父親は「非常に驚いた。裁判官は私の家族の問題に踏み込んできた。私への配慮もなく2人に何をすべきかを指示しようとした」と反発。「2人は若く、他の選択肢があることも知らない」と反論している。
CNNはスミス郡裁判所に裁判官のコメントを求めたが、7日時点では回答はなかった。