米旅券の追加ページ付与を廃止、治安対策 国務省
(CNN) 米国務省は21日までに、入国スタンプなどが押される旅券の空白欄が少なくなった場合、追加ページを付け足していた従来の慣行を来年1月1日から廃止するとの声明を発表した。
米国の旅券の安全性を確保し、旅券発行の国際的な基準に合致させる措置と説明した。同省のカービー報道官はCNNの取材に、この措置は以前から検討されてきたと指摘した。
パリで最近起きた同時多発テロ事件とは無関係としたが、治安対策上の懸念と一般的な監視措置を考慮した対応策としている。
国務省は昨年10月1日から、頻繁に旅行する同国国民の便宜を図るため、米国外での旅券の申請者に対しては計52ページある旅券の発行を開始していた。米国内の申請者は来年1月から28ページもしくは52ページの旅券の発行を選択することになる。
旅券の追加ページは24ページで、今年12月31日までは従来通りの申請が可能。