初戦のアイオワ州 トランプ氏が優位、クルーズ議員にも勢い
全米での調査と同様、トランプ氏は州レベルでも経済、移民問題対策で最大の成果を期待されている。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への対応や外交問題でも、共和党候補のうちトランプ氏に期待する人が最も多かった。
社会問題ではカーソン氏を信頼するとの声が21%でトップだったが、トランプ氏を信頼する人も前回の13%から19%に増えた。
一方、民主党では引き続きヒラリー・クリントン前国務長官が54%の支持率を獲得した。2位のバーニー・サンダース上院議員は36%だった。
調査では両党の党員集会の参加予定者らに、大統領を選ぶうえで最も重視する問題も尋ねた。民主党では38%が経済、13%がテロ対策、10%が外交問題と答えたのに対し、共和党では29%が経済、27%がテロ対策と回答した。
調査は先月28日から今月6日にかけ、CNNと調査機関ORCが電話で実施した。調査の対象者はアイオワ州の成人2003人。このうち共和党の党員集会に参加を予定している人は552人、民主党党員集会に参加するとみられる人は442人だった。