米高校でイスラム教の文言書き取りの宿題、親から批判殺到
(CNN) 米バージニア州オーガスタ郡の高校で、教師がイスラム教に関する宿題を出したところ、抗議の電話が殺到する騒ぎが19日までにあった。当局は慎重を期して、郡内の学校をすべて休校にする措置を取った。
問題の宿題が出されたのは、同州スタントン市の高校。世界地理の授業で世界の主要宗教について扱うことになり、イスラム教に関する宿題として、宗教的な文面の書を書き写すことが課された。
宿題の文面では、「これはイスラム教の信仰告白であるシャハーダで、アラビア語で書かれています。以下にこれを手書きで写しましょう。文字を美しく書くことが複雑な芸術であることが分かるでしょう」としている。
例として出されているアラビア語のフレーズはイスラム教の基礎的な文言で、「アラーの他に神はなし。ムハンマドはアラーの使者である」というもの。地元紙によると、教師は自分で宿題を作ったわけではなく、世界の宗教に関する定番のワークブックから抜粋したという。