「死の危険も」、暴風雪に厳重警戒呼びかける ワシントン
(CNN) 週末にかけて記録的な降雪が予想される米首都ワシントンでは、人々が屋内に待機し、「生死を争う事態になる可能性がある」とされる嵐に備えている。
ワシントンでは22日午後から雪が降り出し、すぐに勢いが増した。ミュリエル・バウザー市長によれば、23日夜にかけての積雪は約80センチに及ぶ可能性もある。市長は住民に対し、生死を分ける危険のある悪天候だと認識するように促し、屋内に待機して車を運転しないよう勧告した。
今回の嵐は南部や中部大西洋岸を襲った後、北上しワシントンを直撃した。進路には8500万人以上が住んでおり、うち3000万人に暴風雪警報が出ている。米南東部では12万7000世帯が停電した。
東海岸の航空便は停止しており、約7000便がキャンセルされた。航空機を追跡するウェブサイトによれば、22日には3032便が欠航となったほか、23日にも3714便の欠航が決まっている。
各地の自治体が再三、一般道、高速道ともに車の運転を控えるように呼びかけている。