序盤州支持率、トランプ氏が首位 クルーズ議員ら引き離す
ワシントン(CNN) 米大統領選で共和党の候補指名を目指す実業家のドナルド・トランプ氏が序盤戦の舞台となる東部ニューハンプシャー州で2位以下を20ポイント引き離して首位に立っていることが21日までに分かった。CNNと地元WMURテレビの最新の世論調査で明らかになった。
2位の座をめぐっては依然、混戦が続いているが、テッド・クルーズ上院議員への支持が上昇している。
トランプ氏は、同州で2月9日に行われる予備選挙で投票する可能性が高い有権者のうち34%の支持を獲得。2位で追うクルーズ氏の14%を抑え、2倍以上の支持率を獲得した。ジェブ・ブッシュ前フロリダ州知事とマルコ・ルビオ上院議員がいずれも10%でこれに続いている。
以下はクリス・クリスティー・ニュージャージー州知事、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事、ランド・ポール上院議員がいずれも6%。カーリー・フィオリーナ元ヒューレット・パッカード最高経営責任者(CEO)が4%、元外科医師のベン・カーソン氏が3%、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事が1%となっている。
12月の調査から最も躍進したのはクルーズ氏で、好感度の上昇を受け支持率を6%から14%に伸ばした。ただ、有権者が最も重視するとみられる経済や、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の脅威といった争点ではトランプ氏が圧倒的な支持を得た。
調査は1月13日~18日、同州の共和党予備選挙で投票する可能性が高い有権者413人を対象に、ニューハンプシャー大学調査センターが実施。誤差の範囲はプラスマイナス4.8ポイント。