ペイリン氏、トランプ氏支持を表明 米大統領選
米アイオワ州エイムズ(CNN) 米大統領選の予備選開始が近づくなか、サラ・ペイリン元アラスカ州知事は19日、共和党からの指名獲得を目指している実業家のドナルド・トランプ氏への支持を表明した。
ペイリン氏はアイオワ州で開かれた集会に参加し、トランプ氏支持を「誇りに思う」と述べた。ペイリン氏は2008年の大統領選に共和党の副大統領候補として出馬。保守派の市民運動「ティーパーティー(茶会)」からの人気も高い。
ペイリン氏は約20分にわたってトランプ氏支持の演説を展開。トランプ氏について、「思いやりがある」「自分で努力して成功した」などと持ち上げた。
トランプ氏もペイリン氏が「特別で」「素晴らしい」人物だと謝意を示した。
ペイリン氏の支持はトランプ氏にとって追い風となりそうだ。アイオワ州での党員集会は2月1日に予定されているが、トランプ氏は同州で、テッド・クルーズ上院議員と支持率を競い合っている。ペイリン氏は過去にクルーズ議員支持の姿勢を示していた。
ペイリン氏は昨年9月、CNNの取材に対し、トランプ政権が誕生した場合、エネルギー省長官に就任したいとの考えを明らかにしていた。