トランプ、サンダース両氏が勝利宣言、共和2位はケーシック氏
サンダース氏は支持者らの前で「今夜我々が送り出したメッセージはウォール街からワシントンまで、メーン州からカリフォルニア州まで響き渡るだろう」と述べた。
民主党のヒラリー・クリントン前国務長官は、サンダース氏への敗北を認める演説を行った。その中で「これから全米で選挙戦を展開する。全ての州で一票でも多く勝ち取るように戦っていく」と表明。「国民は解決策に飢えている」と語り、ウォール街を抑制する現実的な方法を「私は知っている」と、サンダース氏の理想主義を暗に批判した。
共和党の2位争いは、主流派勢の接戦をケーシック氏が制した。ただ指名争いの次の舞台となる大票田の南部諸州では、トランプ氏や初戦のアイオワ州を勝ち取ったテッド・クルーズ上院議員の優勢が伝えられている。
ニューハンプシャー州では民主、共和両党とも非主流派が勝利したことから、どちらの有権者も既存の政治家に大きな不満を抱いていることがうかがえる。両党の指名争いは春以降まで続く長期戦となる見通しだ。