ニューハンプシャー予備選、有権者の関心は「経済」
ワシントン(CNN) 米大統領に向けた民主、共和両党の候補指名争いは9日、第2戦となる東部ニューハンプシャー州の予備選が行われた。出口調査の初期結果によると、両党とも多くの有権者が経済問題に最大の懸念を抱いていることが分かった。
共和党で経済が「非常に心配」だと感じている人は約75%。テロの脅威については6割が「非常に心配」と答えた。
連邦政府に対しては9割が「不満」を抱き、政府の仕事ぶりに「怒りを覚える」との回答も4割に上った。共和党自体に対しても、半数が「候補者に裏切られた」と感じている。次期大統領には主流派でない人物を望むと答えた人も半数を占めた。
また共和党の投票者のうち半数近くは、どの候補を選ぶかぎりぎりまで迷い、この2~3日で最終決定したことが分かった。最近のテレビ討論会が決断に影響したと答えた人は、全体の約3分の2を占めた。
民主党でも、経済問題が心配だと答えた人は約75%。約4割が「次世代の米国人の生活は現状より悪くなる」との見通しを示し、9割の人は米経済が富裕層を優遇していると答えた。
ただ民主党では、直前になって意中の候補を決めたという人は25%前後にとどまった。