米空軍、次世代爆撃機の完成予想図を初公開
(CNN) 米空軍は26日、次世代ステルス爆撃機B21の完成予想図を初めて発表した。米空軍のデボラ・リー・ジェームズ長官がフロリダ州で行われたシンポジウムで公開した。
この図は当初の設計構想に基づき描かれたもの。機体は黒くなめらかで後退翼を装備し、ステルス性を備えたデザインは爆撃機B2スピリットに似ている。ジェームズ長官は発表時に、「B21は当初から、既存の成熟した技術の使用を可能にする一連の要件に基づいてデザインされた」と述べており、B2スピリットとの類似性を示唆したともみられる。
デザインの発表を受け、中国やロシアなど次世代ステルス機の開発に関与する各国はこれを精査し、米軍の設計の方向性を探るものとみられる。
ジェームズ長官は新型爆撃機の名称について、開発プログラムの責任者が空軍隊員から意見を募って考案するとしている。名称は秋に行われる空軍の会議で発表される見通し。
B21は米国から出撃して地球上どこでも爆撃できるようデザインされているため、これまで「LRSB(長距離打撃爆撃機)」と呼ばれていた。