ルビオ氏、プエルトリコで勝利 地元フロリダへ弾み
(CNN) 米大統領選に向けた共和党の候補者指名争いは6日、米領プエルトリコで予備選が実施され、CNNの予想によるとマルコ・ルビオ上院議員が勝利を確実にした。
プエルトリコ予備選は、首位の候補者が23人の代議員全員を獲得する「勝者総取り」方式。中間結果によると、開票率約75%の時点でルビオ氏の得票数が5割を超える見通しとなった。
プエルトリコの有権者には11月の本選挙での投票権がない。現在は約730億ドル(約8兆3000億円)に上る公的債務が最大の問題となっている。
ルビオ氏は、地元フロリダ州で15日に予定される勝者総取り方式の予備選で99人の代議員を獲得できるかどうかが正念場とされ、そこで同州に住むプエルトリコ出身者が大きな役割を果たす可能性もある。
共和党の指名レースでは、これまでに19カ所で予備選、党員集会が実施された。実業家のトランプ氏が12勝、クルーズ上院議員が6勝を挙げ、ルビオ氏はミネソタ州での1勝にとどまっている。ケーシック・オハイオ州知事は、地元オハイオで15日に実施される予備選で初勝利を目指す。
民主党では6日、メーン州の党員集会でクリントン前国務長官とサンダース上院議員が対決。最大都市ポートランドの会場には多くの有権者が詰めかけた。
同州では、すでにニューハンプシャー、バーモントなど近隣の州やネブラスカ、カンザスなど白人人口の多い州を制したサンダース氏が優勢とみられる。
クリントン、サンダース両氏は同日夜、ミシガン州でCNN主催のテレビ討論会に臨む。同州の予備選は8日に予定されている。