トランプ氏、ミシガン制し2勝目 スーパーチューズデー2
ワシントン(CNN) 米大統領選に向けた民主、共和両党の候補者指名争いは8日、中西部ミシガン州などで予備選が実施され、CNNの予測では、共和党の実業家ドナルド・トランプ氏がミシガン州で勝利確実の見通しとなった。トランプ氏は同日のミシシッピ州の予備選でも勝利する見通し。
民主党候補では、ヒラリー・クリントン前国務長官がミシシッピ州での勝利を確実にしている。
この日は民主党候補がミシガン、ミシシッピ両州の予備選で代議員計166人、共和党候補はミシガン、アイダホ、ミシシッピ各州の予備選とハワイ州党員集会で代議員計150人を争う。
クリントン氏が開票間もなくミシシッピ州で勝利したことは、南部諸州でのアフリカ系(黒人)米国人からの高い支持を反映したものといえそうだ。もう1人の民主党候補、バーニー・サンダース氏は南部で苦戦している。
トランプ氏の勝利は、同氏が共和党主流派などからの攻撃にも耐えられることを示したほか、不満を持った有権者が「非主流派」の候補者に引かれているともいえそうだ。
他の共和党候補者では、テッド・クルーズ上院議員が「反トランプ」の1番手の地位を固めたい考え。マルコ・ルビオ上院議員も劣勢の印象を覆すための証明を必要としている。