サンダース氏、ミシガンで勝利 民主指名争い長引く可能性も
ワシントン(CNN) 大統領選に向けた民主、共和両党の候補者指名争いは8日、各地で予備選、党員集会が実施され、CNNの予測によれば、民主党のバーニー・サンダース上院議員はミシガン州で勝利を確実とした。同州で勝利を収めて早期の指名獲得を目指していたヒラリー・クリントン前国務長官にとっては打撃となりそうだ。
クリントン氏は同日行われた南部ミシシッピ州での予備選では勝利を収めている。
ミシガン州での勝利は、サンダース陣営にとって追い風となりそうだ。一方、クリントン氏にとって、同州での敗北は、サンダース氏が攻撃するウォール街とのつながりについてうまく反論できていないことを示唆している。また、サンダース氏の掲げる経済政策がこれから投票の行われるオハイオ州やイリノイ州、ウィスコンシン州といったラストベルト地域でも支持を得られる可能性が出てきた。
共和党では、ミシガン、アイダホ、ミシシッピ各州の予備選とハワイ州党員集会で代議員計150人を争う。
共和党の指名レースで首位を行く実業家のドナルド・トランプ氏がミシガン州とミシシッピ州で勝利を収める見通し。テッド・クルーズ上院議員はアイダホ州で勝利を確実としている。