「戦いは続く」 民主サンダース氏、選挙戦続行の構え
サンダース氏は一方で「非常に厳しい戦いが待っていることは分かっている」と語った。同氏はすでに計算上、ヒラリー・クリントン前国務長官に勝つことが事実上不可能とされている。だが演説では「算数は得意だ」としたうえで、「得られる票と代議員の全てを勝ち取るために戦い続ける」と宣言した。
サンダース氏はまた、オバマ大統領から電話があったことに言及し、「大統領と力を合わせて米国を必ず前進させたい」と述べた。
この日の演説は異例の短さで、クリントン氏を批判する言葉もなかった。ただクリントン氏から丁寧な電話を受け、この日の同氏の勝利に祝いの言葉を述べたと語った。
クリントン氏の名前に聴衆からブーイングが起きると、それを制するように手を挙げた。そして「皆さんありがとう。戦いは続く」と演説を結んだ。