米海兵隊、「タトゥー」の内規見直し 頭や首など禁止
以前の規則では帯状のタトゥーの幅は2インチ(約5センチ)以下と定められたが、今回の修正で最大3インチ(約7.6センチ)まで緩和された。禁止されるタトゥーの図柄については変更がなく、他人に不快感を与えるような性差別、むきだしの裸体、人種差別や野卑な内容などの表現が含まれている。
新たな内規に違反した海兵隊隊員は説明責任を問われ、抜き打ち検査も定期的に実施する方針だという。
米軍4軍では過去1年、タトゥーがある若年層の新兵が増えていることから、様々な形での内規修正にそれぞれ取り組んでいた。
海軍の場合は、タトゥーが認められる部位については海兵隊より寛容で、首の他、肩から手首までの全面利用も許している。また、ひじやひざ下に入れる場合でもその大きさや数に制限を課していない。海軍の公式サイトによると、タトゥー利用に関する内規は今年3月に内容が緩められたが、軍務を果たすことに積極的な有能な男女の人材を獲得出来る機会を確保するのが狙いだったとしている。
陸軍も昨年、タトゥーに関する規則を改め、腕や足にいれるものの大きさや数の制限を取り除いた。空軍も現在、内規を再検討しており、今年秋までに新たな方針を決めたいとしている。