銃乱射容疑者、犯行前にナイトクラブ出る 空白の2時間
(CNN) 米フロリダ州オーランドで12日未明に起きた銃乱射事件のオマル・マティーン容疑者は、11日深夜のうちに現場のナイトクラブに入店し、その後いったん立ち去っていたことが、捜査当局の調べでわかった。
捜査当局者らによると、マティーン容疑者は入場料を支払い、チケット代わりのリストバンドを受け取って店に入ったが、その後2時間ほど外出。閉店間際になってクラブへ戻り、犯行に及んだとみられる。
当局者らは、同容疑者が最初の入店時にクラブの警備体制をチェックしていた可能性を指摘する。
連邦捜査局(FBI)は防犯カメラの映像や携帯電話の位置情報、目撃者の話などを基に、この夜の容疑者の足取りを特定した。しかし店を出てから戻るまでの2時間に何をしていたかについては、まだ捜査が続いているという。
マティーン容疑者が犯行前日の11日、7月に妻子とともにサンフランシスコへ行く航空チケットを買っていたことも判明した。犯行を計画していたとしたらなぜチケットを取ったのか、その理由はわかっていない。
妻が捜査当局に話したところによると、マティーン容疑者は11日、現場から車で約2時間離れたフォートピアスの自宅を出た時から憤慨した表情を見せ、複数の銃が入ったかばんを手にしていた。妻は容疑者の腕をつかむなどして引き止めたと話す一方、犯行計画のことは知らなかったと述べた。
妻はその夜、容疑者にメッセージを送ったり、電話をかけたりしようと何度も試みたという。