米南西部で猛暑、ハイカーらの死亡相次ぐ 山火事も
21日の気温もネバダ州ラスベガスで45.6度、コロラド州やワイオミング州でも35度前後まで上がり、記録的な暑さが続いている。猛暑は今後、東に向かってロッキー山脈から中西部へ移動するとみられる。
現在はユタ州に高温警報、モンタナ州からコロラド州にかけての地域に山火事警報が出ている。
また、22日にはイリノイ州シカゴやウィスコンシン州ミルウォーキーなど、中北部から大西洋岸中部までの広い範囲で竜巻の恐れが強まる見通しだ。
CNNの気象専門家によると、猛暑の原因は上空の大気の影響でオーブンの中のように熱がこもる「熱ドーム」という現象が大きな原因とみられる。
南西部一帯では山火事も続発。20日夜には十数か所で新たな火災が発生した。アリゾナ州で起きた最大規模の火災は、1日のうちに4000ヘクタールも広がった。焼失面積は計1万6000ヘクタール余りに達し、鎮火率は22%にとどまっている。州知事は現場周辺に非常事態宣言を出した。