「指名ないだろう」 民主サンダース氏、事実上の敗北宣言
ワシントン(CNN) 11月の米大統領選に向けた民主党の大統領候補者選びでヒラリー・クリントン前国務長官と指名を争っていたサンダース上院議員は22日、「私が指名されることはなさそうだ」との見通しを語った。事実上の敗北宣言ともいえそうだ。サンダース議員はC―SPANとのインタビューで述べた。
ただしサンダース議員は現在のところ、クリントン氏への支持表明はしていない。
サンダース議員は、クリントン氏が2週間前に指名獲得に必要な代議員数を確保した後も選挙戦を継続していた。
最終戦となった14日の首都ワシントンでの予備選でクリントン氏に敗北した後、サンダース議員はインターネットで支援者たちに対し、党大会まで選挙運動を続けると言明。その一方で、共和党の候補指名を確実にした実業家のドナルド・トランプ氏打倒に向けてクリントン氏に協力するとも語っていた。
サンダース議員は16日、「個人的には、そのプロセスにおける自分の役割を時間を置かず始めるつもりだ」と述べていた。
サンダース議員はC―SPANとのインタビューで、「私たちがやろうとしているのはまさに、民主党の変革だ。肝心な点は、民主党の主流派にとってこれに取り組まなければならないという決断は非常に困難だということだ」などと述べた。