米ミネソタ州で警官が黒人男性射殺、婚約者が動画公開
カスティールさんは助からないと悟ったレイノルズさんは「主よ、どうか彼を死なせないで」と祈り、警官に向かって「あなたが彼を4発撃った。彼はただ免許証をとろうとしていた」と訴えている。
警官の命令で車から降ろされたレイノルズさんは、「どうか彼を死なせないで」と叫び、娘と一緒に警察の車に乗せられた。
カスティールさんは病院で死亡が確認された。もうすぐ33歳の誕生日を迎えるはずだった。学校の栄養管理士だったカスティールさんは、同僚にも子どもたちにも人気があったという。
セントアントニー警察によると、この事件の現場には警官2人が出動していて、2人とも休職扱いとなった。州当局も調査に乗り出し、7日にはカスティールさんの検視が行われた。
オバマ大統領は滞在先のポーランド・ワルシャワで、2人の黒人男性の死を「悲劇」と形容。警官による暴行事件は根深い人種対立に根差すもので、米国人は憤りを感じるべきだと訴えた。