クリントン氏がリード保つ 税制などではトランプ氏にも支持
クリントン、トランプ、ジョンソン各氏に緑の党のジル・ステイン氏を加えた支持率調査では、クリントン氏が42%、トランプ氏が37%の横ばいだったのに対し、ジョンソン氏は13%と、前回から4ポイント上昇した。
過去の例からみて、民主、共和両党の候補者が確定すると、第3政党の候補者は支持を失っていくという流れが一般的だ。ところがジョンソン氏は今後も勢力を維持する可能性がある。
ただしジョンソン氏またはステイン氏への支持は、大統領選で投票に行く熱意が「全くない」と答えたグループで4割近くと特に高く、「ぜひ投票したい」と答えたグループでは6%にとどまっていることから、実際の票数には反映されない可能性がある。
一方、35歳未満の若年層からの支持率はクリントン氏46%、トランプ氏21%に対し、ジョンソン氏が20%、ステイン氏が10%を占め、上昇傾向を示している。このためジョンソン、ステイン両氏が今後、クリントン氏から若者の票を奪い取る可能性も指摘されている。