共和党全国大会、波乱の幕開け 反トランプ派の異議で騒然
ロールコール方式での採決には7州以上の代議員団からの要請が必要とされるが、ウォマック氏は最終的にこのラインには達していないと判断し、要請を却下した。
反対派を主導したのは、今回の指名争いでトランプ氏に敗れた保守派の上院議員、テッド・クルーズ氏への支持で知られるグループだった。2020年大統領選でクルーズ氏を擁立するための布石が目的だったとの指摘もある。
トランプ陣営を率いるポール・マナフォート氏は、この日の動きを「意味のないジェスチャーだった」と批判した。党全国委員会の広報担当者も「ごく一部のグループが騒いだだけだ」と語り、党内の不満が噴出したとの見方を否定した。