「自分が最後の共和党大統領か」 ブッシュ氏が危機感を吐露
クリーブランド(CNN) 2001年から2009年まで第43代の米大統領を務めたジョージ・W・ブッシュ氏が4月、自分が「最後の共和党の大統領」となるかもしれないとの懸念を表明していたことが20日までに分かった。米政治ニュースサイト「ポリティコ」が伝えた。
ブッシュ氏の発言は、ダラスで行われた政権時の側近やアドバイザーらの集まりでのもの。当時、大統領選の共和党の予備選では、実業家のドナルド・トランプ氏とテッド・クルーズ上院議員の一騎打ちが現実味を帯びていた。
ブッシュ氏は「私が最後の共和党の大統領になることを心配している」と述べたという。CNNはこの発言について、ブッシュ氏のオフィスからコメントは得られなかった。
ブッシュ氏は今年の共和党全国大会を、父親のジョージ・H・W・ブッシュ元大統領や大統領選にも出馬していたジェブ・ブッシュ氏らとともに欠席している。
2012年の大統領選ではミット・ロムニー氏が、2008年の大統領選ではジョン・マケイン氏が共和党から出馬したが敗北した。