米民主党全国委員長が辞任へ サンダース氏妨害のメール流出で
これを受けてクリントン氏は、党大会の実現に尽力した同氏に感謝すると述べ、「その努力とリーダーシップのおかげで大会は成功するだろう」と強調した。
一方サンダース氏は、「ワッサーマンシュルツ氏は党の将来のために正しい決断を下した」「民主党は今、労働者や若者に扉を開く新たな指導者を必要としている」と語った。同氏は以前からワッサーマンシュルツ氏がクリントン氏に加勢していると批判し、委員長の座から降りるべきだと主張していた。
民主党が24日に発表したところによると、党大会後はドナ・ブラジル副委員長が大統領選の本選まで暫定委員長を務める。ブラジル氏はCNNの政治コメンテーターだったが、契約を停止することで双方が合意した。
正式な後任としては、中南米系のジュリアン・カストロ住宅都市開発省長官らの名前が浮上している。
クリントン氏は党大会でサンダース氏の支持者らを取り込み、党内の結束を固めることをめざす。だが党内の複数の情報筋がCNNに語ったところによれば、今回のメール流出でクリントン氏派とサンダース氏派の緊張がかえって高まる事態も懸念されている。