トランプ氏、クリントン氏を支持率でリード 共和党大会後
共和党大会自体をめぐっては辛口の感想が多かった。民主党批判に時間を費やし過ぎたとの回答は58%に達し、トランプ氏の演説に「ひどかった」という判定を下した人は18%と、CNNの調査にこの質問が導入された1996年以来で最も高い率を記録した。ただ、同氏の演説が「素晴らしかった」「良かった」とした判定も合わせて40%を占めた。
党大会で演説したトランプ氏の妻メラニア夫人は、その一部がミシェル・オバマ大統領夫人からの盗用だったと報じられたにもかかわらず、好感度が大会前の27%から43%まで上昇した。副大統領候補に指名されたマイク・ペンス・インディアナ州知事の好感度も、大会前後で26%から39%にアップした。
共和党の指名レースでトランプ氏と最後まで争い、党大会で同氏への支持を表明しなかったテッド・クルーズ上院議員は、大会前に60%あった好感度を33%に下げる結果となった。
共和党が現時点で結束しているとの見方を示す回答は、大会前の16%から24%に上昇した。一方で「今は結束していないが11月の本選までには結束する」と答えた人は半数近く、「結束することはないだろう」と答えた人も約4分の1を占めている。
世論調査は22~24日、無作為に選んだ成人1001人を対象に電話で実施された。このうち登録済みの有権者は882人だった。