CDC、米マイアミ一部に立ち入り規制 ジカ熱で異例の勧告

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ジカウイルスが細胞を破壊する様子を調べる研究者= IOC/Fiocruz

ジカウイルスが細胞を破壊する様子を調べる研究者= IOC/Fiocruz

地元衛生当局は、ジカ熱に感染して米国に帰国した人が蚊に刺され、その蚊を通じてウイルスが広がったと見ている。感染しても5人中4人は症状が出ないことから、感染源となった人は自分の感染に気付いていない可能性もある。

「ジカ熱の感染が広がっている国や地域との間では4000万人が行き来しているが、多くは健康に何の問題もないまま帰国する」「しかし血中にはウイルスが入り込んでいるかもしれない。従って、そうした国や地域に渡航した人は全員が、帰国後も少なくとも3週間は虫よけを使わなければならない」とフリーデン所長は強調する。

フロリダ州ではCDCの専門家らが現地入りし、地元の緊急対策チームと連携して、これまで地元が行ってきた対策が奏功しなかった理由などを調査する。

ウイルスを媒介するネッタイシマカは駆除が難しく、殺虫剤に対して耐性を持っていたり、見付けにくい場所で繁殖したりしている可能性もあるという。

現地での調査には数週間かかる可能性があり、住民や同地域を出入りする人は警戒を続ける必要があるとフリーデン所長は促している。

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