63年連れ添った夫婦、同室で20分違いに逝く

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ほぼ同時刻の死去について、夫婦の息子の1人は「神のなせる業」と語った。

ほぼ同時刻の死去について、夫婦の息子の1人は「神のなせる業」と語った。

(CNN) 米サウスダコタ州の老人ホームに入居していた80代の夫婦が、同室で同じ日にわずか20分間隔で亡くなった。遺族は「神のなせる愛と慈しみの業だった」と話している。8日に夫婦の葬儀が同州プラットで営まれる。

ヘンリー・ディラングさん(86)と妻のジャネットさん(87)は63年間連れ添った夫婦だった。アルツハイマー病を患っていたジャネットさんは7月31日午後5時10分、老人ホームの居室で家族が聖書を朗読する中、静かに息を引き取った。

夫のヘンリーさんは前立腺がんで闘病中だった。息子は「お母さんが天国へ行ったよ」と声をかけ、もうこれ以上頑張らなくていい、もしそう望むのならお母さんの所へ行ってもいいから、と声をかけた。

その言葉に安心したかのように、ヘンリーさんは20分後の午後5時30分に亡くなった。家族によると、最期に目を開けて、妻の方を見ていたという。

米国ではテキサス州でもこの夏、58年間連れ添った夫婦が家族に看取られて手を取り合ったまま、数時間間隔で息を引き取っていた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「USA」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]