トランプ氏、銃所持権めぐり発言 クリントン氏を「脅迫」か
また、マイケル・ヘイデン元中央情報局(CIA)長官はCNNとのインタビューで、このような発言は大統領警護隊(シークレットサービス)の捜査対象になり得ると指摘。「発言者は自分が何を言うかだけでなく、人々にどう聞こえるかということにも責任がある」と述べた。
ヘイデン氏はさらに、トランプ氏の発言は「政治的暗殺にかかわる非常に趣味の悪い冗談の試みか、あるいは米国史の中で政治的暗殺が繰り返されてきた事実への驚くべき鈍感さの表れ」のどちらかだと批判した。
銃規制派のクリス・マーフィー上院議員も「これは暗殺の脅迫だ」と警告した。
一方、トランプ陣営の広報担当顧問、ジェーソン・ミラー氏は、トランプ氏が意図したのは憲法修正第2条を擁護する人々が団結し、投票などを通して政治への影響力を強めるという話だと反論している。
銃所持の権利を主張する圧力団体、全米ライフル協会(NRA)もトランプ氏の発言に支持を表明。ツイッター上で、クリントン氏の当選を阻止するために「大統領選の日にできることがある」「憲法修正第2条に一票を」と呼び掛けた。