NY市警、イスラム教聖職者ら射殺の容疑者を逮捕
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク・クイーンズ地区の路上でイスラム教聖職者と助手役の男性が銃で撃たれ死亡した事件で、警察は15日、容疑者1人を逮捕したと発表した。
ニューヨーク市警の幹部によると、容疑者は35歳の男。警察は現場の防犯カメラの映像から黒いスポーツ用多目的車(SUV)を割り出し、この車を監視していた。14日夜に男が乗り込んだところへ覆面パトカーが近づくと、男は車を何度もパトカーに衝突させ、警官に対する暴行などの疑いで逮捕された。
捜査当局者の話によると、ブルックリン地区にある男の自宅から、犯行に使ったとみられる銃と衣服が見つかった。
犯行の動機は不明。憎悪犯罪(ヘイトクライム)を示すものは見つかっていないという。
聖職者らは13日午後、現場近くにあるモスク(イスラム教礼拝所)での礼拝を終えて帰宅する途中で銃撃を受け、搬送先の病院で死亡した。