米大統領選、最新世論調査ほぼ互角 僅差でトランプ氏リード
ワシントン(CNN) 米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏と共和党候補のドナルド・トランプ氏はほぼ互角の争いを展開していることが、CNNと調査機関ORCによる最新の世論調査で7日までに明らかになった。11月の本選で投票を予定している有権者の支持率は、トランプ氏が2ポイントの差でわずかにリードしている。
投票予定の有権者のうち、トランプ氏を支持すると答えた人は45%で、クリントン氏の43%をわずかながら上回った。リバタリアン党のゲーリー・ジョンソン氏は7%、緑の党のジル・ステイン氏は2%にとどまっている。
クリントン、トランプ両氏はこのところ抜きつ抜かれつの争いを続けてきたが、クリントン氏がリードする場面のほうが多かった。CNNとORCが8月初めに実施した前回の調査では、民主党全国大会で勢いをつけたクリントン氏が登録有権者からの支持率で8ポイントのリードを記録していた。
それから1カ月の間にクリントン氏の勢いは失われたものの、本選で同氏が勝つと予想する人の割合は59%と依然高く、トランプ氏の34%を大幅に上回っている。
支持率の傾向は回答者の党派や性別、年齢、人種、学歴によってはっきりと分かれた。
まず民主党支持者の92%がクリントン氏、共和党支持者の90%がトランプ氏をそれぞれ支持すると答えた。無党派層ではトランプ氏に投票すると答えた人が49%と、クリントン氏の29%を大きく上回った。