トランプ氏、不法移民対策で演説 「一切容赦せず」
フェニックス(CNN) 米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏は31日、アリゾナ州フェニックスで不法移民政策について演説を行い、米国内に住む不法移民に対し「一切容赦をしない」姿勢を明確にした。
「合法的な在留資格を求めている不法移民にとって、道は1つしかない。母国に帰り、私が今日、説明する新しい合法的な移民制度のルールに則って、他の人たちと同じように再入国の申請をすることだ」とトランプ氏は述べた。
「密入国して身を潜め、合法的な移民となれる日を待つことはできないと思い知るだろう。そうはさせない。そんな時代は終わった」とトランプ氏は述べた。
またトランプ氏は、「これまで考えられていたよりもひどい」状態の現行の移民制度の改革案を説明するにあたり、「真実」を述べると語った。
「米国の移民制度を機能させようと思うなら、重要かつ扱いの難しいこれらの問題について誠実に恐れることなく話をする態勢を取らなければならない」とトランプ氏は強調。「経済的に安定し、豊かな暮らしを営み、米国民を愛してくれる可能性が最も高い移民を選抜するのは、主権国家としての我々の権利だ」と訴えた。