トランプ氏、31日に「重要な演説」 不法移民めぐる政策で
ワシントン(CNN) 米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏は28日夜、不法移民政策について31日にアリゾナ州で「重要な演説」を予定していることを明らかにした。
トランプ氏はアリゾナでの遊説について、大勢の来場に備え「より大きな会場を探している」とツイートした。
同氏は昨年11月、不法移民を強制送還させる部隊の創設を提案。それ以来一貫して強硬路線を掲げ、メキシコ国境に壁を建設する計画や新たな移民に対する厳重な審査、犯罪者の送還などを主張してきた。
23日にはテレビのインタビュー番組で路線の軟化を示唆したものの、その後改めて強制送還の方針を確認している。CNNとのインタビューでは、「平穏に暮らしてきた不法移民も送還するのか」との質問に「答えはイエスとなる可能性が高い」と答えた。
トランプ陣営の報道担当者は25日、CNNとのインタビューで「移民に関するトランプ氏の立場は変わっていない。言葉の使い方を変えただけだ」と強調した。