トランプ氏、対移民強硬路線の「軟化」に言及 米大統領選
ワシントン(CNN) 米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏が、これまでの選挙戦で掲げてきた移民への強硬路線を軟化させる可能性に言及した。
トランプ氏は23日夜、ニュース専門局FOXニュースのインタビュー番組に出演した。
番組の司会者は、トランプ氏が最近、ヒスパニック(中南米)系の支持団体と会談したことを指摘。そのうえで同氏が主張する不法移民の強制送還について、「社会に貢献して法を守り、ここに子どもがいる移民は対象外とするような修正は可能か」と尋ねた。
これに対してトランプ氏は「素晴らしいヒスパニックのリーダーたちとの素晴らしい会談だった。人々を傷つけようとしているわけではないから、軟化の可能性は確かにある」「この国には大変素晴らしい人々もいる。ただ法には従わなければならない」と語った。ただし軟化の具体的な内容についての説明はなかった。
トランプ氏はこれまで、米国内の不法移民1100万人を強制送還し、メキシコ国境に壁を建設するなどと訴えてきた。