トランプ氏、対移民強硬路線の「軟化」に言及 米大統領選
この主張は共和党有権者らの心をつかみ、予備選を勝ち抜くうえで大きな役割を果たした。一方で民主党や共和党内の一部からは厳しい批判を浴びている。最近は世論調査で苦戦が目立ち、陣営幹部も交代した。
新たな陣営責任者に就任したケリーアン・コンウェー氏は23日、CNNとのインタビューで路線の軟化について質問を受けた。同氏も詳細の説明は避けたものの、路線変更の可能性は否定せず、「原則としては同じこと。どのように執行するかという問題だ。トランプ氏は何が可能かについて、さまざまな相手から助言を受けているところだ」と述べた。
トランプ氏は23日夜、テキサス州オースティンで集会を開いたが、この時の演説では国境に壁を建設する案を改めて掲げ、不法移民の犯罪で我が子を失った母親たちを紹介した。不法移民の送還や路線軟化の可能性には言及しなかった。