トランプ陣営、マナフォート選対議長が辞任
(CNN) 米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は19日、声明を出し、トランプ陣営の選対本部議長を務めていたポール・マナフォート氏が辞任したと発表した。
トランプ氏は声明で、「マナフォート氏から今朝、選挙陣営から辞任したいとの申し出があり、私がそれを受諾した」と言及。そのうえで、代議員の取りまとめや共和党全国大会などで陣営を主導したマナフォート氏の仕事ぶりに感謝の意を表した。
トランプ氏に近い筋によれば、マナフォート氏はトランプ氏に対し、自分の存在が不要な混乱を招くようになったと述べ、こうした状況に終止符を打ちたいとの意向を伝えたという。
大統領選投票日まで3カ月を切った時点でのマナフォート氏の辞任は、トランプ陣営の権力の中心で変化が起きていることを示す。
トランプ氏は16日、米オンライン・ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の会長、スティーブ・バノン氏を陣営の最高責任者に、ケリーアン・コンウェー氏を陣営責任者に昇格させる人事を発表。一時は陣営内で影響力を固めていたマナフォート氏だが、この人事を受け傍流に追いやられた形となっていた。