苦戦のトランプ陣営、再びスタッフ刷新 責任者を2人追加
(CNN) 11月の大統領選を前に苦戦が伝えられる共和党候補、ドナルド・トランプ氏の陣営に新たな責任者2氏が任命された。
陣営の最高責任者に迎えられたのはスティーブ・バノン氏。投資銀行勤務を経て米オンライン・ニュースサイト、ブライトバート・ニュースの執行役会長を務める人物だ。
また、これまで陣営内で上級顧問兼世論調査担当の役割を担ってきたケリーアン・コンウェー氏が陣営責任者のポストに昇格した。
両氏の任命は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが最初に伝え、コンウェー氏が17日未明、CNNに確認した。
トランプ陣営の選対本部長兼参謀を務めてきたポール・マナフォート氏は、今後も本部長の地位にとどまる。
コンウェー氏は今回の刷新について「チームの拡充ととらえている」と述べた。
トランプ氏はウォール・ストリート・ジャーナルに「私は勝利を望んでいる。だからこそ、勝ち方を知っていて勝つのが大好きな素晴らしい人材を登用するのだ」と語った。
トランプ陣営には6月にも大きな転機があり、選対本部長だったコーリー・ルワンドウスキ氏が解任されてマナフォート氏が後任に就いた。