バイクのヘルメット義務化反対の米議員が事故死、着用して
(CNN) 米ミシガン州の州警察は15日までに、同州北部の道路をオートバイで走行中の同州議会の下院議員がトラックと衝突する事故を起こし、死亡したと発表した。
死亡したのは共和党所属のピーター・ペッタリア議員(61)で、2012年に20歳以上のオートバイ利用者全員にヘルメット着用を義務付ける州法に反対票を投じ、廃案に追い込んでいた。オートバイ愛好者の権利を理由にしていたが、今回の事故に遭った際はヘルメットを付けていたという。
州警察によると、州道33号線で起きた事故ではピックアップトラックが同議員の走行車線に右から進入し、ペッタリア氏のオートバイがトラックの側面に衝突していた。トラックを運転していたのは59歳女性だったが、けがはなかった。
同議員は州議会下院の運輸・インフラ整備委員会の委員長を務めていた。
米高速道路安全保険協会によると、米国では計28州でオートバイ利用者にヘルメット着用を法的に義務付けていないが、ミシガン州もその1つとなっている。