クリントン氏、2つの世論調査でリード 米大統領選
ただし、映像の件を理由に、トランプ氏が大統領として不適格であり大統領選から撤退すべきだと考えている人の割合は32%。これに同意しない人の割合は53%だった。
討論会でのパフォーマンスがクリントン氏の支持率増加につながった可能性もある。2度の討論会を見た人の31%がクリントン氏へ投票する可能性が高まったと答えた。トランプ氏に投票する可能性が高まったと答えたのは14%だった。
ABCの調査では、支持率はクリントン氏が47%、トランプ氏が43%、ジョンソン氏が5%、ステイン氏が2%だった。1回目の討論会前に行われた世論調査の数字とあまり変化は見られなかった。
ただし、候補者への熱心さという点では大きな変化があったようだ。熱心なトランプ氏支持者の割合は79%と前回調査から下がったが、熱心なクリントン氏支持の割合は83%と上昇した。1回目の討論会前は、トランプ氏支持者が熱心さで10ポイントのリードを示していた。
NBCとウォールストリート・ジャーナルの調査は今月10~13日、投票する可能性のある905人を対象に調査を実施し、誤差の範囲はプラスマイナス3.3ポイント。ワシントン・ポストとABCの調査は今月10~13日、投票する可能性のある740人を対象に実施し、誤差の範囲はプラスマイナス4ポイント。