重要3州は接戦続く、わいせつ発言の影響軽微 米大統領選
非白人層ではクリントン氏が圧倒的に強い。ノースカロライナに住む黒人は93%対4%、ネバダに住む中南米系の登録有権者は54%対33%の大差でクリントン氏を支持している。
投票日までに心変わりする可能性を尋ねた質問に対しては、ネバダでクリントン氏の支持者のうち7%、トランプ氏の支持者の14%が可能性はあると答えた。ノースカロライナの数字はそれぞれ6%と13%だったが、オハイオでは両氏ともそれぞれ12%の支持者が可能性ありと回答した。
さまざまな問題に対する候補者の意見と、候補者自身の個人的資質のどちらを重視するかという質問に対しては、3州とも前者と答えた人が多く、トランプ氏に有利な傾向がみられた。経済問題に取り組む手腕については3州ともトランプ氏に期待する声が多数を占め、移民対策と貿易についても、オハイオではトランプ氏に任せたいとの声がクリントン氏を大きく上回った。
クリントン氏は「大統領を務めるのに適した気質」で、有権者自身と「共通する価値観」を持つとの意見が多かった。ただし「正直で信頼できる候補」はどちらかという質問には、3州ともトランプ氏を挙げた人のほうが多く、「どちらも正直でない」との回答も目立った。