「新たな大統領に期待」はわずか4割 出口調査の結果
(CNN) 8日の大統領選の出口調査で、この日投票に訪れた有権者のうちオバマ現大統領の仕事ぶりを評価する人は過半数を占める一方、新たな大統領に期待する人は約4割にとどまっていることが分かった。
出口調査の初期結果によると、オバマ氏が大統領としていい仕事をしていると答えた人は54%を占めた。ただ、政府に不満または怒りを感じている人はほぼ7割に上った。
候補者を選ぶ時に最も重要な条件としては、「変化を起こしてくれる」ことを望む人、「経験または判断力」を求める人がそれぞれ4割前後。国民に「親身になってくれる」という条件を挙げた人はこれより少なかった。
最も重要な問題としては大半が「経済」を挙げたが、現在の経済自体をどうとらえるかという質問には2012年大統領選での出口調査と比べ、良いと答えた人が多かった。どちらの候補が経済問題にうまく対応できるかとの質問では、クリントン、トランプ両氏の間で真っ二つに票が割れた。
大統領選が正確に集計されることに少なくともある程度の信頼感を持っていると答えた人は8割に上った。
出口調査はCNNなどの依頼で調査会社エディソン・リサーチが実施した。対象者は投票に訪れた1万5455人で、統計上の誤差はプラスマイナス2ポイント。