トランプ氏当選への抗議デモ、全米各地で数千人規模
(CNN) 米大統領選の開票結果を受け、全米各地では共和党のドナルド・トランプ氏の当選に抗議するデモが相次いだ。ニューヨークとシカゴでは、トランプ氏関連のビルの周辺に人々が集まり、トランプ氏を批判するスローガンを合唱した。
テキサス州オースティンでは、デモ隊がハイウェーを封鎖。ワシントンのアメリカン大学構内では学生たちが旗を燃やした。各地の高校や大学では学生たちが授業をボイコットして抗議の意を示した。
ボストンでもロサンゼルスでもデモ参加者からは「私の大統領ではない」という声が上がった。
ロサンゼルス中心部では9日、選挙結果に不満をもつ高校生たちが市役所に集まった。このうち民主党のヒラリー・クリントン候補に投票したという18歳の若者は「憎しみは勝者になれない」と書いた紙を掲げていた。
「もしトランプ氏が大統領になるというなら、彼は(他の人々の意見にも)耳を傾けなければならない」とこの若者は述べた。
9日、カリフォルニア州のバークレー高校では約1500人の生徒が、アイオワ州デモインでも約100人の高校生が、選挙結果に抗議して授業をボイコットした。アリゾナ州フェニックスでは約200人の高校生が学校から州議会まで抗議デモを行った。