憎悪集団が急増、トランプ氏の過激発言も一因か 米
SPLCの報告書で名指しされた団体の1つ、「アイデンティティー・エブロパ」は、イラク戦争に従軍した経験を持つカリフォルニア大学スタニスラウス校の学生、ネイサン・ダミゴ氏(30)が代表を務める。
ダミゴ氏はCNNの取材に対し、この1年半で全米の40大学を回って若者の勧誘活動を行ってきたと語った。これまでに約60人の学生が同団体に加わったといい、会員数は数百人に達している。
スタニスラウス校のキャンパスで昨年12月にCNNの取材に応じたダミゴ氏は、「1965年まで米国は白人の国であり、欧州の人々のための国だった」「今、我々は自分たち自身の国で入れ替えられようとしている」と主張。「我々は、大学キャンパスだけでなく全米の至る所で増殖してきた多様性教団に対抗したい」と語っていた。
レビン氏はダミゴ氏について、「同氏が奇襲的なプレゼンテーションや各地のキャンパスで配っているチラシで人を引き付けられるかどうかは興味深い」と話している。