シリア攻撃会見、突然カメラ排除 スパイサー大統領報道官
ニューヨーク(CNNMoney) 米国のスパイサー大統領報道官が7日、米国によるシリア空爆問題などが取り上げられた定例記者会見でテレビカメラなどによる中継や撮影を突じょ拒む一幕があった。
トランプ大統領が空爆問題について自らの言葉と声で説明する機会を優先させたための措置としている。
ただ、今回の記者会見の直前、報道官は保守系とされるFOXニュースとの単独会見には応じ、空爆問題に触れていた。また、同ニュースのホワイトハウス詰め記者との別の会見もこなしていた。
他のメディアはカメラなしでスパイサー報道官の18分間にわたる会見内容の記事化などを強いられたことになる。ホワイトハウスは後で会見でのやりとりを公表した。会見の一部は既に実況中継されており、視聴者は会見場内の別の方角へ突然流れた画面を眺める羽目ともなった。
今回の記者会見は、トランプ大統領が米フロリダ州に保有する別荘「マール・ア・ラーゴ」近くのホテル内で開かれた。同別荘ではトランプ氏と中国の習近平(シーチンピン)国家主席の首脳会談が持たれた。
米中首脳会談に伴う共同記者会見はもともと予定されておらず、ホワイトハウスのサンダース副報道官はCNNMoneyの取材に「実務会談のため」との理由を示した。