通り魔殺人容疑者、殺害映像をネット公開し逃走中 米北東部
(CNN) 米オハイオ州クリーブランドの警察によると、同市内の路上で16日、銃を持った男が高齢の男性を殺害し、その映像をフェイスブック上のライブ動画で公開した。警察が男の行方を追っている。
警察責任者が報道陣に語ったところによると、スティーブ・スティーブンス容疑者は同日午後2時ごろ、面識がなかったとみられるロバート・グッドウィンさん(74)を襲って殺害した。グッドウィンさんは親族の家で復活祭(イースター)の会食を楽しんだ後、徒歩で帰宅する途中だった。犯行の動機は公表されていない。
スティーブンス容疑者はさらに複数の相手を殺害したと主張しているが、ほかに犠牲者は報告されていないという。
警察によると、同容疑者は州内にある児童福祉関連施設の従業員だった。身長約185センチ、体重約110キロの黒人の男で、あごひげを生やしている。
縞模様のポロシャツを着て、仮ナンバーの白い乗用車に乗っていた。武器を持っていて他人に危害を及ぼす恐れがあるとされ、連邦捜査局(FBI)も追跡に協力している。
同容疑者の母親はCNNとのインタビューで、本人は犯行当日、交際相手の女性に腹が立ったから人を撃つなどと話していたという。