玄関先で切断頭部見つかる、付近に焼死体も 米ミシシッピ州
(CNN) 米ミシシッピ州ジャクソンでこのほど、民家の前で切断された人間の頭部が見つかる事件が発生した。近くからは頭部のない遺体も発見されており、地元警察が調査に乗り出している。
ジャクソンの警察幹部によれば、同市の民家の玄関先で10日朝、首の部分から切断されたとみられる人間の頭部が見つかったという。
発見の数時間後、上記の民家から1.6キロ足らずの場所で頭部のない焼死体が発見された。近隣住民がCNNの系列局に語ったところによると、この遺体は子どもたちのグループが森林地帯で見つけたという。
頭部も焼死体も黒人男性のものとされるが、それ以上の詳しい身元は分かっていない。
ジャクソン警察は検視官らによる分析を待って、頭部と焼死体が同一人物のものかどうか断定する方針だ。
犯罪の性質や発見現場の距離が近いことから、警察幹部は、玄関先で発見された人間の頭部について森の中で見つかった遺体から切断されたものと考えられるとの認識を示す。
警察は事件の動機については特定しておらず、ギャング絡みかどうかも言明していない。ただ「激しい怒りに基づく犯行であることは明白で、何らかのメッセージを送ることを意図した可能性もある」としている。一方、当該の民家の所有者が被害者を知っていたかどうかについては言及しなかった。