トランプ陣営とロシアをつないだ疑惑の「教授」、姿消す

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モスクワ大学の壁に張られた写真。左の男性がジョセフ・ミフスド氏

モスクワ大学の壁に張られた写真。左の男性がジョセフ・ミフスド氏

(CNN) ロシアの米大統領選介入疑惑をめぐる米特別検察官の捜査に関連し、トランプ陣営とロシア当局者をつないだ存在と疑われている「大学教授」のジョセフ・ミフスド氏が先週から姿をくらましていることが9日までに分かった。

ミフスド氏は2日、教べんを取るイタリア首都ローマの私大から姿を消した。CNNはこれ以来、再三にわたり連絡を試みているが成功していない。ただ、メッセージの一部は読んでいる模様だ。

ミフスド氏は先週、トランプ陣営関係者ジョージ・パパドポロス元外交顧問の起訴に関連した法定文書の中で、外国人接触者の1人として名前が浮上。

パパドポロス元外交顧問は宣誓供述書の中で、ミフスド氏から昨年4月に、民主党の大統領候補だったヒラリー・クリントン氏に関連する「数千件のメール」をロシア側が持っていると伝えられたと主張している。

また関係者はCNNに、ミフスド氏が昨年春、ロシア政府がクリントン陣営に不利となる情報を持っていることに再三言及していたと明かした。この証言は、民主党の選挙戦に打撃を与えるロシア側の情報について一切言及したことはないとするミフスド氏の主張と食い違う。

同関係者はまた、ミフスド氏から今年米国を訪問した際に連邦捜査当局(FBI)の事情聴取を受けたと伝えられていたことも明かした。これはミフスド氏が先週、イタリア紙レプブリカとのインタビューで語っていた内容と符号する。

ミフスド氏は今年2月、ワシントンに滞在。米国務省と提携する非営利団体と称する組織主催のイベントで講演していた。

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