オバマ前大統領、陪審員候補として出頭も選ばれず
ワシントン(CNN) 米国のオバマ前大統領がイリノイ州シカゴで陪審員候補に選ばれ、8日に出頭した。しかし最終的に、陪審員には選任されなかった。
同州クック郡のティム・エバンズ裁判長は、オバマ氏が退出した後の記者会見で、同氏が配属された陪審団は招集されなかったと説明した。オバマ氏は、ほかの陪審員に対しても礼儀正しく振る舞い、「入室すると、双方の陪審員に挨拶した。その場には約220人がいて、同氏は時間をかけて双方に挨拶していた」という。
その姿を見てオバマ氏に話しかけ、本にサインしてほしいと頼む人もいた。オバマ氏は少し間を置いた後、サインに応じていたという。
ただし一緒に自撮り写真を撮ってほしいという求めに対しては、「写真は取っても構わないけれど、自撮りはなし」と応じなかった。
エバンズ裁判長によると、オバマ氏はほかの陪審員と同じように、陪審員の責務について解説した20分のビデオを進んで見ていたという。