トランプ大統領、銃保有者に対する「厳格審査」を一蹴
ソウル(CNN) 26人の死者を出した米テキサス州の銃乱射事件に関連して、トランプ大統領は7日、たとえ銃の持ち主に対する「厳格審査」が行われていたとしても、事態は変わらなかったという認識を示した。
韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領との共同記者会見の場で、5日に起きた銃乱射事件について質問されたトランプ大統領は、「(たとえ厳格審査が行われていたとしても)3日前の事態は何も変わらなかっただろう。たまたまトラックに銃を持っていて容疑者を撃った、あの勇敢な人物もいなかったかもしれない」と応じた。
トランプ大統領はテロ事件への対応として、イスラム教徒が多数を占める国からの移民に対して「厳格審査」を求めている。一方で、銃乱射事件が相次ぐ中でも銃規制に関する一切の行動を拒んできた。
トランプ大統領は、「我が国で銃規制が最も厳しい都市はシカゴだが、シカゴは最悪だ」とも付け加えた。
テキサス州の事件についてトランプ大統領は6日、「精神衛生問題」と位置付け、銃規制の問題ではないと主張していた。