父ブッシュ氏に「おしり触られた」 当時16歳の女性が証言
(CNN) 米国のジョージ・H・W・ブッシュ元大統領にかつて体を触られたと訴える新たな女性が名乗り出た。13日発行の米誌タイムに、女性のインタビューが掲載されている。
同誌によると、ロズリン・コリガンさんは16歳だった2003年、ブッシュ氏がテキサス州の都市、ザ・ウッドランズの中央情報局(CIA)事務所を訪れ、職員だった父や同僚、その家族らが出迎えた場に同席した。
記念撮影の瞬間に、ブッシュ氏がコリガンさんの腰に回していた手を下げて、しりをつかんだという。
「私が口を大きく開けて写っているのはそのせいです」「最初はとにかくぞっとしました」と、コリガンさんは主張する。
その場では母の方を見るばかりで、何も言えなかった。「10代の娘が米国の大統領だった人物に、『ちょっと触らないで』なんて言えないでしょう」と話す。
コリガンさんと同様、女優のヘザー・リンドさんら少なくとも3人の女性が最近、ブッシュ氏との写真撮影で同氏に体を触られたことがあると訴えている。同誌はコリガンさんの家族や友人ら7人に取材し、女性らの訴えが伝えられる前にコリガンさんから話を聞いていたことを確認した。
ブッシュ氏の広報担当者は「(同氏に)だれかを故意に苦しめるような気持ちは全くない。写真撮影の場で気分を害した人がいるなら謝罪する」と述べた。
同担当者は先月、同様の訴えを受けた談話で、ブッシュ氏は5年ほど前から車椅子の生活を強いられ、写真撮影で並ぶ人に腕を回すと腰の下にきてしまうと説明していた。しかしコリガンさんとの写真に、ブッシュ氏は立った姿勢で写っている。