米北部、広い範囲で「ホワイトクリスマス」の予報
(CNN) 米北西部や中西部、北東部が24日から25日にかけて嵐に見舞われ、広い地域が雪で覆われるとの予報が出ている。
吹雪や大雪などの警報、注意報の対象となった地域の住民は6000万人を超える。
冬の嵐をもたらす気圧配置は24日朝にアイオワ州デモインとカンザス州カンザスティーの上空を東へ移動し、イリノイ州シカゴでは昼前、オハイオ州クリーブランドでは昼過ぎから影響が出始めた。
夜8時以降にはニューヨーク州バッファローやペンシルベニア州で激しい雪が降り出し、北東部の広い範囲で5~10センチの降雪となる見通し。
ニューヨーク州北部では、五大湖東岸に大雪をもたらす「湖水効果」の影響で降雪量が60センチを超える可能性もある。国立気象局(NWS)は、所により120センチ以上の雪が降ると予想している。
さらに新たな低気圧が北西部を通過し、ワシントン州シアトルで最大5センチの雪、オレゴン州ポートランドでもあられや雪が降る見通し。これが24日夜から25日にかけてコロラド州へ移動する。ワイオミング州南東部にも吹雪の予報が出ている。
クリスマスの帰省や旅行で混雑する道路の状況や空の便に影響が出ることも懸念される。航空情報サイトのフライトアウェアによると、東部時間24日午後5時半の時点で米国発着の国際便と国内便合わせて3100本に遅れが出た。