FBI副長官が早期退任 ホワイトハウスは関与を否定
ワシントン(CNN) トランプ米大統領との対立姿勢で知られる連邦捜査局(FBI)のマケイブ副長官が、29日付で退任すると表明した。突然の表明に驚きが広がったが、ホワイトハウスは関与を否定している。
マケイブ氏は退職手当の受給資格が得られる3月に退任すると予想されていたが、29日で職務から退き、これまでにたまっていた休暇を消化する見通しだ。
ホワイトハウス当局者がCNNに語ったところによると、トランプ氏は29日朝に同氏退任の知らせを受けた。この件についての記者の質問には答えなかった。
サンダース大統領報道官は、退任はマケイブ氏自身が決めたことで、ホワイトハウスやトランプ氏本人はかかわっていないと述べた。
事情説明を受けたある情報筋によると、マケイブ氏は幹部らに対し、自身の意思で退任を決めたと表明したという。
マケイブ氏は、FBIのコミー前長官がロシアによる大統領選介入疑惑の捜査をめぐって解任された後、昨年5月に長官代行に就任した。トランプ氏はそれ以降、FBIに対する不満を同氏にぶつけてきた。